ルキロミ前提ロミカイ


堆積した埃は宙を舞い、光に曝されている。積み上げられた100年も昔の資料のせいでそれなりの年月が経過している紙の匂いも漂っている。
埃と古紙。
まるで古びた図書館のようだと思った。

その「模造図書館」にいるのは私とソレ、ただ2人だけ。
…いえ、1人と1匹、かしら。

忌々しきリカンツ、ソレは首輪を鎖で壁に繋がれている。殺してしまっても良かったのに、私の中の彼女が珍しく抵抗した。
…もう、消えていると思っていた、彼女の意志は、アイツと同じ顔のソレを殺すのを躊躇った。
でも、それでも。たとえ彼女が生き残っていたとしても、彼女は狂いきっている。きっとそれは、目の前のソレがアイツを殺したから。彼女はソレを擁護すると同時に酷く憎んでもいる。そして、彼女の出した結論はソレの外見さえ崩れていなければいいらしい。
ソレは、体こそ治癒のプリセプツのお陰で綺麗なものの、目は虚ろで死んでいる。手っ取り早く言えば、精神をかなり病んでいた。何かのキッカケで後少し後押しでもしたものならば、簡単に崩壊して元には戻らないだろう。今まで散々命を奪ってきた私から見ても、酷いと思える有り様だった。
彼女は、これを望んだのだ。
私も心身を壊す事は好きだし、元よりそのつもりだった。だから、協力した。彼女の言う通りに動いた。
ソレの目の前で、嘗てソレの仲間だった物達…特にソレの幼なじみを、時間をかけてゆっくりと殺した。彼女達の泣き叫ぶ声は今も耳について離れない。死んだ後もただでは済まなかった。解体をした。腹を切り裂いて、その臓物を、夥しい量の血液を、ソレに浴びせた。目を逸らす事は赦さなかった。ソレが僅かでも視線をずるしたならば、拷問は更に熾烈さを増す。最後の1人…裏切り者の解体が終わる頃には、ソレは今の状態へと変貌していた。






続かなかった。
ロミー大好きですロミー。カイウスイジメてくださ(ry)