どうして、こんな事になってしまったのだろう。
「はっ…ぅ、いや…いやぁっ…!」
どれだけ泣き叫んでも止まない暴行。
口の中では血の味と生臭くて苦い味が混じり合い、酸っぱさが込み上げてくる。
体中が痛くて痛くて仕方が無い。特に痛いのはお尻。
さっきチラッと見たら太腿にピンク色が伝っていたから、きっと口の中と同じ状態なんだと思う。
本来そんな事に使うはずの無い所に無理やり押し込められて、訳も解らないまま揺さぶられた。
痛いだけならまだよかったのに、ソイツはそのまま俺のモノに手を掛けてきた。
変な気分になってきて、その感覚が何なのか知らない俺は白いものを吐き出せられた。
それに何故か凄くスピリアが傷付いて、それなのにソイツは止めてくれなくて。今度は白いものを吐き出した根元を何かで縛られて、そのまままた弄くり回された。
やがて傍で見ていた別のヤツが俺の髪を掴んで引き上げ、口に汚い物を詰め込んだ。
とんでもない吐き気が襲ってきて逃げようとしたけれど、後ろのヤツがいるからそんな事は出来ないし、そんな体力も無い。
少しでも歯が当たると殴られて、打ち付けを強くされて、しょうがないから当たらないように口を大きく開くしかなかった。
「ふっ…も、ぉ…やだぁ…」
俺のは先ほどと同じくらい張り詰めているのに白いものが出て来ない。
きっと、根元を締め付けているもののせい、だと思う。
痛くて辛くて苦しくて、ポロポロ零れる涙が止まらない。
だれか、たすけて…―。
その時、重たい音を立てて扉が開いた。
知ってる顔だった。
心の中が一気に温かくなって、嬉し涙を零したのも一瞬。
次の瞬間にはスピルーンが氷点下の水に落とされたような感覚がした。
助けてくれると思った人は、
蔑むような、汚い物を見るような目で
薄く笑っていた。
「シング。」
何かの砕ける、音がする。
END.
ごめんなさい!我慢出来なかった!
相当眠い中で書いたので色々おかしい…ってか裏書いたの久々過ぎる。
最後の人はお好きに当てはめてください。男でも女でもいけるね!